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西村組

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【イベント】4/23 共に生きる廃屋 台湾東部の地霊をめぐるサンポロジー

共に生きる廃屋
台湾東部の地霊をめぐるサンポロジー

日時: 2024.4.23tue 19:00-20:30
会場: Bison Gallery (神戸市兵庫区梅元町16-39
配信: zoom
出演: 陳冠華(建築家)
    西村周治(廃屋建築家/合同会社廃屋)
司会: 奥田達郎(建築家/奥田達郎建築舎)
主催:合同会社廃屋
企画•通訳: 池田リリィ茜藍
参加費: ¥1,000 会場・配信共 会場参加は台湾茶付
申込:Peatixより受付(当日参加可能)

一見、廃墟と見紛うほど自然に溶け込んだ、台湾の花東海岸にポツポツと建つ建築群。海風がコンクリートの肌を汚し、絡まったツタが外観を覆うが、自然と共に呼吸する建築物の姿がそこにある。これらの建物を設計したのは、台湾人建築家の陳冠華。陳の作品は主に台湾東部にあり、「花東海岸小住宅シリーズ」は自然の一部となり廃墟化しながらも、台湾の人々に愛されている。

日本では空き家が社会問題となっており、市街地にツタに覆われたような廃屋が増え、市街地に住む住民から忌み嫌われるものとなっている。果たしてこのような廃屋は、住民から忌み嫌われて当然のものなのであろうか。誰も使う必要がなくなった建物が、荒廃しつつも自然に溶け込み、近隣住民と共に生きるようなことが可能にはならないだろうか。荒廃することを肯定して、自然を受け入れ共存する姿は、これからの未来の日本の建築にとって必要なのではないか?陳冠華の建築を見て感じ学ぶことはきっと多くある。

今回のイベントでは、台湾から建築家の陳冠華を招聘し、日本の廃屋建築家・西村周治とクロストークを行う。司会は奥田達郎。

この日台クロス・トークは、花蓮を震源地とする地震発生後、有志によって企画されたイベントです。決して平坦な一本道ではない台湾と日本の交流の歩みを踏まえながら、台湾東部の奥深さに出会うためにひらかれた、そんな語りの場でもあります。台湾を代表する建築家の一人・陳冠華(ちん・かんか)氏が特別に来日し、約30年にわたり有機的にデザインした東部の建築(=廃墟)群を中心に、国際派の散歩者(サンポエット)になるための心構えについて学び、対話をします。「廃」を共通言語に、神戸と台湾を結び直します。